実証例1

HOFの凍結乾燥システム（フリーズドライ）に導入

HOF Sonderanlagenbau GmbH は MIRAI Intex のMC10Tを２台使用し、凍結乾燥システム用の新しい自然冷凍装置を開発。
導入に至った経緯としては、F-ガス規制により、より環境に優しく、より経済的なソリューションを導入することを検討し、MIRAI Intex のMC10Tを採用した。 これは、一次および二次回路で冷却するクローズドサイクル冷却装置。 一次回路は、空気を冷媒として用いた冷却回路。二次回路とは、循環液を用いた対象物を冷却するための循環回路。一次回路と二次回路を熱交換機で熱交換さえて、二次回路の循環液を目的の温度へ冷却している。

凍結乾燥用途の場合、この二次回路の循環液で使用されたものはシリコーン オイルです。 MIRAI Intexのクローズドサイクル冷却装置は、この特定の用途において、-70°C ～ -100°Cの温度まで冷却可能した。

現時点で、この開発された装置は、厳しいテストを受け、5,000 時間以上の稼働時間が記録されており、現在も稼働中。 予備的な結果では、HFC 冷媒を使用する蒸気圧縮システムのコンプレッサー冷凍装置と比較して、エネルギー効率が最大 15% 向上することが示された。

※導入企業の紹介

HOF Sonderanlagenbau GmbH は、高品質で将来性のある凍結乾燥システム、積み込みおよび、積み下ろしシステム、冷凍および解凍装置の製造会社です。 顧客は主に製薬業界とバイオテクノロジー業界になります。 1988年の設立以来、市場シェアを拡大し、現在、HOF には 300 名を超える従業員がおり、HOF の国内外の顧客に信頼性が高く柔軟なサービスを提供しています。

エンドユーザーに合わせた設計が可能

MIRAI Intex が凍結乾燥用途に提供できるオプションは他にも複数あり、用途により機種を選択し、可能性と効率性をアップさせている。

MIRAI Cold冷却装置は、完全な凍結乾燥システムの最終設計に応じて、さまざまな構成で使用。 そして、より大きな冷却需要があるシステムの場合は、複数のMIRAI Cold冷却装置を並行して実行可能。 大規模用途に最適な超低温冷凍ソリューションは、MC30T を使用することを進めている。